手術時の麻酔薬剤算定に対応
手術に使用した麻酔薬剤の薬価を算定するように対応しました
これまで浸潤麻酔項目及び麻酔薬剤項目の点数は、手術の所定点数に含まれておりましたが、4月診療分より麻酔薬剤項目の点数算定ができるように「H04021 浸麻 0点」を「H04020 浸潤麻酔 30点」へ変更しました。
- 120点以上の処置及び歯周基本治療(SC・SRP)に使用した麻酔薬剤は、今まで通り所定点数に含まれ算定できません。
浸麻 (H04020 浸潤麻酔 30点)算定時の入力方法が変わりました
①保険処置項目「H04020 浸潤麻酔」算定時に「麻酔薬剤の選択」画面を表示します。
- 集合項目に、浸麻及び麻酔薬剤がある場合は表示しません。
- 麻酔薬剤を選択します。
- [OK]ボタンをクリックします。
- 「麻酔薬剤の選択」画面のリストの順番を環境設定より変更できます。
リストの順番を変更するには、こちらを参照ください。
②使用量を入力する画面を表示します。
(例:OA(1~2歯)+オーラ注歯科用Ct1.8mlの場合)
- 使用量を入力します。
- [OK]ボタンをクリックします。
③麻酔の実使用量が入力できるようにカルテ文パレット「カルテ文/摘要欄文の選択」画面を表示します。
(例:OA:シンジカインゲル/オーラ注歯科用Ct1.8ml:実際の使用量が1.5ml場合)
- OAの製品名/使用量を入力します。
- [OK]ボタンをクリックします。
- 麻酔の実使用量が不要な場合(カルテ文パレットを表示しないよう設定)するには、こちらを参照ください。
④選択したものが入力されます。
⑤手術項目を入力すると、麻酔薬剤の点数が自動算定されます。
<バージョンアップ前> <バージョンアップ後の4月以降診療分>
- 手術及び120点以上(SC・SRP含む)の処置を入力した場合、浸潤麻酔が「30×0」と表示されますが、修正の必要はありません。
- 浸潤麻酔が0点にならない場合は、こちらより環境設定をご確認ください。
項目登録にかかわる設定変更内容
- 集合項目にある「H04021 浸麻 0点」を「H04020 浸潤麻酔 30点」に差し替えましたので、これまで通り浸麻の集合項目をお使いいただけます。
- カルテ文項目で作成された浸麻を含む集合項目を廃止し、新たに集合項目を作成しました。
- 保険処置項目の設定1「麻酔費用の扱い」の設定を、「含まない」「麻酔料・薬剤料を含む」「麻酔料を含む」のチェックボックスに変更しました。