後期高齢者医療の窓口負担の見直しに対応

令和3年度に健康保険法等の一部を改正する法律が成立したことにより、令和4年10月より「後期高齢者で一定以上の所得のある方」は医療費の窓口負担割合が2割になります。
これにより後期高齢者の窓口負担割合は「1割」「2割」「3割」となります。

※窓口負担割合が2割となる方には、外来の負担増加額を月3,000円までに抑える配慮措置があります。配慮措置により1円単位の窓口請求が発生する場合がありますので、患者へのお釣りとして1円硬貨及び5円硬貨の準備をお願いいたします。

この見直しにより、paletteでは患者登録方法が変わります。後期高齢2割負担患者の登録方法については「患者登録方法と来院時の確認メッセージについて」をご確認ください。

(参考資料)
後期高齢者の窓口負担割合の変更等(令和3年法律改正について)
「医療機関等職員向けリーフレット」~医療機関・薬局等のみなさまへ~後期高齢者医療制度に関するお知らせ~令和4年9月版

◇◆令和4年10月 改正情報サイト 』をぜひご活用ください◇◆
後期高齢者医療の窓口負担の見直しについて、制度や配慮措置等についての解説を掲載しております。ぜひご活用ください!

 

患者登録方法と来院時の確認メッセージについて

患者登録画面で後期高齢2割負担患者の登録ができるよう対応しています。登録方法は以下をご確認ください。

※後期高齢者2割負担患者の登録ができるのは、バージョンアップ後、来院日または保険開始日が令和4年10月以降の場合です。9月中の保険確認時は現在の負担割合での登録をお願いいたします。

※負担割の変更漏れがないよう、令和4年10月以降にはじめて来院した既登録の後期高齢患者については、来院患者管理画面及び患者登録画面で確認メッセージを表示します。
確認メッセージ画面やメッセージ表示後の手順を、以下「保険変更の場合(令和4年10月以降2割負担に変更)」に記載しておりますのでご確認ください。

※後期高齢1割及び3割負担患者、及び前期高齢者の登録方法については変更ありません。

  1. 「来院患者管理」画面より、[F4新規患者登録]をクリックし「患者登録」画面を開きます。
  2. 必須情報、保険証情報等の必要な情報を入力後、訂正番号「60」を入力しENTERを押します。
  3. 「保険情報(その他)入力」画面が開きますので、「一般(2割):3」にチェックを付けて[OK(F12)]をクリックします。
  4. [F12終了]をクリックすると「高額適用区分の設定」画面が開きますので、内容を確認の上、[OK(F12)]をクリックし「患者登録」画面を終了します。
  1. 「来院患者管理」画面に2割負担の登録を行う患者を呼び出します。
  2. 以下メッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。
  3. 「患者登録」画面を開き、以下メッセージが表示されますので[はい]をクリックします。
  4. 「保険情報(その他)入力」画面が開きますので、「一般(2割):3」にチェックを付けて[OK(F12)]をクリックします。
  5. [F12終了]をクリックすると「保険開始日の入力」画面が開きますので保険開始日(2割負担となる日)を入力し[OK(F12)]をクリックします。
  6. 「高額適用区分の設定」画面が開きますので、内容を確認の上、[OK(F12)]をクリックし「患者登録」画面を終了します。

後期高齢2割負担患者の窓口負担金計算について

後期高齢2割負担患者については、2割かつ配慮措置を適用し計算した金額を会計等で表示するよう対応しました。
※配慮措置が適用された場合は 1円単位 での計算となりますので、窓口請求額が1円単位となる場合があります。

保険種別の表示について

各画面での保険種別の表示について、後期高齢1割及び2割負担の患者は「一」で表記します(例:「後期一本人」 など)。
※記載要領にて、後期高齢1割及び2割負担の患者について一般及び低所得者の略称が「一」で表記されていることから「一」としています。
※3割負担の患者はこれまで通り「7」での表記(例:「後期7本人」 など)となります。

レセプト及び請求総括表について

後期高齢者医療の窓口負担の見直しに伴い変更された記載要領等に基づいた内容で、後期高齢者のレセプト及び請求総括表に必要な特記事項等の情報を出力(印字)するよう対応しました。

※特記事項については患者登録画面で表示しませんが、自動でレセプトに出力(印字)します。