浸麻と伝麻を同時算定する場合等の入力を改善しました

同一手術野又は同一病巣に対して浸麻と伝麻を同時に行った際の入力や、伝麻で使用した麻酔薬剤の入力等について、より便利に入力ができるよう対応しました。

伝麻でも「麻酔薬剤の選択」画面を表示できるよう対応しました

これまで「H04020 浸潤麻酔」入力時のみ「麻酔薬剤の選択」画面を表示できるよう対応していましたが、バージョンアップ後からは「H04010 伝達麻酔」入力時にも「麻酔薬剤の選択」画面を表示できるよう対応しました。

※浸麻と同様に、麻酔薬剤の保険処置が含まれている集合項目(例:「伝麻+OA・CT(オーラ注1.8)」等)で入力した場合は「麻酔薬剤の選択」画面を表示しません。

  1. 伝麻の保険処置項目(H04010 伝達麻酔)を選択します。
  2. 「[伝麻]麻酔薬剤の選択」画面が開きますので使用した麻酔薬剤を選択し[OK]ボタンをクリックします。
  3. 以下の通り入力されます。
    ※ご使用の環境(表面麻酔(OA)の算定回数の設定)によって、以下いずれかで表示します。表面麻酔(OA) の回数設定については後述「浸麻と伝麻を同時算定した際の表面麻酔(OA)回数を設定できるよう対応しました」をご参照ください)

    <表面麻酔(OA)を1回のみ算定する場合>

    <表面麻酔(OA)を2回算定する場合>


※浸麻入力時に「麻酔薬剤の選択」画面を表示しない設定を行っている医院様は、伝麻も同様にバージョンアップにて「麻酔薬剤の選択」画面を表示しないよう設定しています。設定を変更したい場合は以下をご参照ください。

  1. メインメニューより[メンテナンス業務]をクリックします。
  2. [環境設定]をクリックします。
  3. 「ユーザー情報」タブから「浸潤麻酔・伝達麻酔」を選択し、[変更]をクリックします。
  4. 浸潤麻酔、伝達麻酔それぞれに「先頭の麻酔薬剤を自動で選択する(選択画面を表示しない)」のチェックボックスがありますので
    ・表示する場合はチェックを外す
    ・表示しない場合はチェックを付ける
    にし、[保存]ボタンをクリックします。
  5. 「環境設定」画面は[閉じる]をクリックして閉じます。

120点以上の処置に対して浸麻と伝麻を同時に行った場合は、伝麻で使用した麻酔薬剤を0点に自動変更しないよう対応しました

120点以上の処置に対して行った「浸麻」及び「浸麻で使用した麻酔薬剤」は処置の点数に含まれるため0点に自動変更する処理を行っていますが、これまで浸麻と伝麻を同時に行った場合は「伝麻で使用した麻酔薬剤」についても0点に自動変更していました。
そのため、バージョンアップ後からは「伝麻で使用した麻酔薬剤」は120点以上の処置に対して行った場合でも0点とならないよう対応しました。
※120点以上の処置に対して行った「浸麻」及び「浸麻で使用した麻酔薬剤」はこれまで通り0点に自動変更します。

以下の通り入力されます。
※ご使用の環境(表面麻酔(OA)の算定回数の設定)によって、以下いずれかで表示します。表面麻酔の回数設定については後述「浸麻と伝麻を同時算定した際の表面麻酔(OA)回数を設定できるよう対応しました」をご参照ください)

<表面麻酔(OA)を1回のみ算定する場合>

<表面麻酔(OA)を2回算定する場合>

浸麻と伝麻を同時算定した際の表面麻酔(OA)回数を設定できるよう対応しました

浸麻と伝麻を同時算定した場合の表面麻酔(OA)を1回とするか2回とするかが地域によって解釈が異なるとの情報を得ておりますので、設定により表面麻酔(OA)を1回または2回のいずれかで算定するように対応しました。
※1回算定の場合のみ問い合わせ画面が開きますので以下をご確認ください。

  1. 浸麻と伝麻を同時算定した場合に以下メッセージを表示しますので[OK]をクリックしてください。
  2. 以下の通り表面麻酔(OA)が1回分として入力されます。

※弊社にて行った各都道府県の調査に基づき、バージョンアップにて医院様の地域にあわせ1回または2回いずれかで算定できるよう設定しています。

設定を変更したい場合は以下をご参照ください。

  1. メインメニューより[メンテナンス業務]をクリックします。
  2. [環境設定]をクリックします。
  3. 「ユーザー情報」タブから「浸潤麻酔・伝達麻酔」を選択し、[変更]をクリックします。
  4. 「麻酔薬剤を1つにまとめてOAの回数を1回にする」のチェックボックスがありますので
    ・1回にする場合はチェックを付ける
    ・2回にする場合はチェックを外す
    にし、[保存]ボタンをクリックします。
  5. 「環境設定」画面は[閉じる]をクリックして閉じます。

浸麻と伝麻同時算定時に摘要が必要な場合は摘要を自動挿入するよう対応しました

浸麻と伝麻を同時算定した場合に、地域により同時算定を行う根拠を摘要欄に記載する必要があるとの情報を得ておりますので、設定により摘要を自動挿入するよう対応しました。
※自動挿入する設定の場合は、浸麻と伝麻を同時算定する際に「T15309 浸麻は奏功せず」を自動挿入します。

※弊社にて行った各都道府県の調査に基づき、バージョンアップにて医院様の地域にあわせ摘要が必要な場合は自動挿入するよう設定しています。
設定を変更したい場合は以下をご参照ください。

  1. メインメニューより[メンテナンス業務]をクリックします。

  2. [環境設定]をクリックします。

  3. 「ユーザー情報」タブから「浸潤麻酔・伝達麻酔」を選択し、[変更]をクリックします。
  4. 「摘要欄文項目を自動挿入する」のチェックボックスがありますので
    ・自動挿入しない場合はチェックを外す
    ・自動挿入する場合はチェックを付ける
    にし、[保存]ボタンをクリックします。


  5. 「環境設定」画面は[閉じる]をクリックして閉じます。